ノーベル賞の季節なんだ・・・

10月5、6、7日はそれぞれ医学・生理学賞、物理学賞、化学賞という3つのノーベル賞の発表日なんだとか。

 

今年も日本人の有力候補の名前が上がっているようです。

 

2年連続で日本人の受賞があり、今年も日本人の受賞者が出れば3年連続なんだとか。

誇らしいような、複雑な気分。

 

複雑というのは、ノーベル賞は何十年か前の業績が授賞理由になることが多いとのことなので、今の日本の科学の現状を反映していないことです。

 

最近の日本の世界大学ランキングがかなり落ちているという話題も先日登りましたし、日本の大学の基礎研究力はかなり落ちているのだろうと推測されます。

 

猫も杓子も応用科学ばかりに目が向いていて、基礎科学に投資を怠っているつけは必ずやってくるのでしょう。

 

また、自然科学偏重というか、社会科学とか、いわゆる文系の学問が軽視されてしまっています。

 

代表格が文学・・・

 

私の娘も人文学専攻です。

 

もう就職先も決まり、内定式なるものに近々行くようです。

 

学問が直接仕事に役立つのかどうか・・・・私にはわかりません。

 

私自身、農芸化学を専攻しましたが、今は社会保険労務士・・・

 

学卒後、最初に就職したときは加工食品の開発に携わったので、大学で学んだことが役に立つと思われるでしょうが、経験上ではほとんど関係無いのではないかと感じました。

 

でも、学問は直接社会の役に立つから必要だとか、役に立たないから必要ではないというものではありません。

 

分かりやすいのが数学。

 

数学なんて勉強しても無駄だという人は多くいます。

社会人になっても何の役にも立たないという人は多くいます。

 

でも、数学は言葉では表せないものを数式という道具を作って、それで表す物理学にとっては無くてはならないものだし、とても大事なものです。

 

そして、今の物理学の最先端は量子力学。

量子力学は身近なところでものすごく役に立っているとか・・・

 

話がそれそうなので・・・・・

 

おそらく、ものごとを論理的に考えるのは数学を学ぶことで身についていくのではないかと思います。

 

一方、文学は言葉の裏にある感情を読み解き、深い洞察力を養うものなのでしょうか?

こちらに関しては、本当に自信が無いのですが、

人間形成には大切なもののような感じがします。

 

ノーベル賞・・・・

色々書きましたが、3年連続の日本人の受賞・・・・あると良いですね。