手続の電子申請について

1.雇用保険電子申請アドバイザー

愛媛労働局より、愛媛県内の雇用保険適用事業所のうち、電子申請を利用していない事業所に雇用保険の電子申請の利用促進を目的にしたアドバーザーに委嘱されました。
令和3年度いっぱいをもって、電子申請アドバイザーの職務は終りました。)

こんな事業主の方にお勧めです!

 

1.日中は忙しくてハローワークに行く暇がない、窓口での待ち時間がもったいないという方

・・・いつでも会社のデスクから申請が可能です。空いた時間は有効利用ができます。

 

2.従業員のマイナンバーの漏えいが怖いという方

・・・マイナンバーが書かれた書類を持ち運ばす、オンラインで申請できるので安全です。

 

3.会社での雇用保険関係書類の管理が煩雑だという方

・・・ハローワークからの返戻書類は電子データで送信、会社で保存、管理が簡単です。

 

4.税務関係はすでに電子申請を行っているという方

・・・税務関係の電子申請でお使いの「電子証明書」は雇用保険の電子申請でも使えます。

 

5.支社、支店の届出書をまとめて作っているという方

・・・提出先のハローワークを画面上で選択することにより、ひとつのパソコンで支社や支店分も申請が可能です。

 

6.現在、雇用保険関係の届出を郵送されている方

・・・オンライン申請で素早く届き、郵送料も掛かりません。

 

7.離職証明書の賃金額の記入などが面倒だという方

・・・民間ソフトウェアメーカーのAPIソフトを使えば、自動計算でそのままオンライン申請が可能です。

2.令和2年11月からe-Govが新しくなり、GビズIDでログインして使うことができるようになりました。

①ユーザーインターフェイスのデザインが刷新されまました。

 

②利用者別のe-Govアカウントを創設し、電子申請サービスについて、マイページを導入します。

マイページでは、申請状況の検索や確認、基本情報や行政機関から発出された公文書等通知の管理等に対応しています。

 

③GビズIDやGoogleアカウント等、他の認証サービスのIDによるログインにも対応しています。

 

④情報系サービスについてはモバイル環境に対応します。電子申請サービスは申請情報確認のみモバイル環境に対応しています。

 

⑤macOSも電子申請対応のOSに加わりました。

 

3.電子証明書方式からID:パスワード方式へ

2020年4月から、社会保険の「届書作成プログラム」でCSVファイルを添付することによる電子申請について、これまでの電子証明書で電子署名する方式からIDとパスワードを使う方式で電子申請をすることが出来るようになりました

 

事前にIDとパスワードを入手する必要があり、次の様になります。

 

1.GビズIDのホームページから申請項目に必要事項を入力して、申請書を印刷する。

2.法人なら印鑑証明書、個人なら印鑑登録証明書を用意し、申請書と一緒にGビズID運用センターに送付する。

3.申請書が承認されるとメールが送られてきて、メールに記載されているURLをクリックし、パスワードを設定すると手続きは完了します。

 

対象となる電子申請は、届書作成プログラムを用いた申請で、次の通りです。

 

【社会保険】資格取得届、資格喪失届、算定基礎届、月額変更届、賞与支払届、被扶養者(異動)届、国民年金第3号被保険者関係届

 

【雇用保険】資格取得届、資格喪失届、転勤届、個人番号登録届

 

4.GビズIDを用いてe-Govサイトにログインすることで、より多くの手続きを電子署名無しで申請することができるようになりました。

 届書作成プログラムでは一部の手続きしか電子署名無しでは申請できませんが、e-Govサイトから入れば、義務化対象の手続きはもちろん、その他の多くの手続きを電子署名無しで手続きできます。

申請書名の下に「GビズID電子署名省略可」の文字が入っていることを確認してください。

4.資本金1億円超の法人は2020年4月~電子申請義務化に!!

2020年4月から資本金1億円を超える大企業は、労働保険・社会保険の一部の電子申請が義務化されます。

 

ざっというと、次の通りです。

 

1.労働保険・・・

①継続事業(一括有期事業を含む)の年度更新申告

②増加概算保険料申告

 

2.社会保険・・・

①被保険者報酬月額算定基礎届

②被保険者報酬月額変更届

③被保険者賞与支払届

 

3.雇用保険・・・

①被保険者資格取得届

②被保険者資格喪失届(離職票交付を含む)

③被保険者転勤届

④高年齢雇用継続給付支給申請

⑤育児休業給付支給申請

2020年4月以降の各法人さまの年度初めから適用になります。