2024年問題・・・・・
自動車運転者の時間外労働の上限規制は2024年4月から始まります。
私のお客様にも運送業は数社あるので重要な課題の一つです。
年間の時間外労働の上限が960時間になります。
月平均にすると80時間です。
月の労働日数を21.75日、ひと月は4.3週で計算すると・・・・・
休憩時間が1日1時間で、法定労働時間が8時間なので・・・・(1時間+8時間)×21.75日=195.75時間
月の拘束時間は195.75時+80時間=275.8時間
1日の拘束時間は275.8時間÷21.75日=12.68時間
年間の拘束時間は275.8時間×12か月=3,310時間
たしか、現行のトラック運転者の改善基準告示では拘束時間は原則1日13時間なので、確かに基準内に収まります。
月の拘束時間は現行では原則293時間ですが、284時間に下がるとのこと。
これも、時間外労働を月80時間以下に収めれば問題ありません。
年間の拘束時間の上限は3,516時間から原則3,300時間、最大3,400時間に減ります。
あと、1日の休息時間が継続8時間から継続11時間に延びます。
1日24時間から拘束時間の12.68時間を引くと、・・・
24時間-12.68時間=11.32時間
というわけで、1日の休息時間は原則11時間になるということのようです。
これによて、今までのように荷主や消費者から運送費を叩かれていた状況は変わるでしょうか?
時間外労働の規制が厳しくなるので変わらざるを得ないという人は多いのですが、・・・・・
時間外労働の規制って・・・・本当に厳しく守られるのかどうか・・・いまいとつ疑問に思わざるをえません。
取り締まり次第か?
あるいは、・・・・業界としての取り組み次第か?
どちらにせよ、・・・・自動車運転者が搾取されるという状況は減っていく方向にあると思います。
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