労働とは尊いものですか?それとも悪しきものですか?

今日は勤労感謝の日、祝日です。

でも、今日は土曜日なので、土日が休みだという人には関係ないかも・・・・・

 

私はというと、いつもの土曜日ならとりあえず出勤はするのですが、今日は祝日なので出勤はしていません。

 

家でブログを書いています。

 

先週は久万高原町の古岩屋に紅葉を見に行ったのですが、今度はもう少し標高が低いところにでも見に行こうかななどと考えています。

 

もう、紅葉もそろそろ平野部まで降りてきて終わりに向かっているという感じです。

 

来週の土曜日は、おそらく母を病院に連れていくことになると思うし、何にせよ、「せっかく土曜日に休めるので、出かけるなら今日」と心には決めています。

 

さて、・・・・・・・

昨日、有名な水町勇一郎先生に、労働とは何かについて、歴史的な話を教わったのですが、今日はちょうど勤労感謝の日。

 

私は、あまり働くことが美徳だとは感じていないのですが、労働について教わったことを書いています。

 

まず、労働というのは、アダムとイブが禁断の実を食べたことに神が怒って、イブには出産の苦しみを、アダムには食料を得るために働かないといけないという罰を与えたことに由来します。

 

つまり、労働というのは罰であり、卑しきものです。

いまでも、スペイン、フランス、イタリアなどの、いわゆるラテン諸国の間ではこの考えが強い。

 

しかし、のちに、労働は神が与えたものであるから、尊いものであるという考えが台頭してきた。

これは、アメリカ、イギリス、ドイツなどの諸国がそうです。

 

ちなみに日本はどうかというと・・・・

 

日本では、労働は家業(生業と分)として一家が食べていくため、人間社会の中で自分というものを表すものとして受け入れられていた。

 

そうやって、自分を含む、小さな社会の中で分相応の仕事をすることで、社会が安定的に発展していくということが続いていった。

 

そして、社会のために働くということがいつのまにか会社の為には働くということに変化していき、自分の生活や命を顧みず会社のために働きつづける・・・・

 

やがて、過労死という現象が起きるようになってしまった。

 

過労死は、日本や中国、韓国などのアジア特有の現象らしい。

 

生きるために働くのに、働き過ぎて死ぬなんて・・・・ふつうは考えられません。

 

さて、あなたにとって労働とは楽しいもの、尊ぶものですか?

それとも、苦しいもの、悪しきものですか?

 

最初に質問された水町先生の、その投げかけを考えながら、勤労感謝の日を過ごしてみます。